はじめに
国内外に知られる台湾南部・高雄(Kaohsiung)。そこで毎年開催される高雄フルーツ祭りは、単なる地元イベントではありません。
正式には「台日大港フルーツ祭(Taiwan-Japan Gangshan Fruit Festival)」という名称がついており、台湾と日本の農業・文化の交流を象徴する重要な催しとして毎年開催されています。
このイベントは、台湾南部の代表的な港町・高雄が、日本との長年にわたる友好・協力関係を再確認し、未来につなげるための場でもあります。
主催側は、「このイベントを通して、両国の農業がよりよいパートナーとして成長していけるよう願っている」とし、特に高品質な台湾産フルーツの魅力を日本人にも広く伝えたいという思いが込められています。
たとえば、台湾の代表的な果物である「アップルマンゴー(愛文芒果)」や「パイナップル(鳳梨)」は、すでに日本への輸出量も増えており、現地でも人気が高まっています。
本イベントでは、そのような農産品を実際に手に取り、味わってもらうことで信頼と魅力を感じてもらうことが目的とされています。
また、ブースには日本語での案内表示や、日本人観光客向けのスタッフサポートもあり、「台湾の人々が日本人観光客を大切に迎え入れたい」という温かさも感じられるのが特徴です。
開催時期と内容(例年ベース)
- 時期:毎年7月〜8月の週末や祝日中心に開催
- 内容:
- 南部産のフルーツ販売・試食
- フルーツスイーツ&ドリンクの屋台
- 親子向けワークショップ
- 地元パフォーマンスや音楽ライブ
- 子どもスタンプラリー、プレイコーナーなど
音楽センターが会場のため、音響設備やイベントステージも整っていて、ただの「物販イベント」ではなく、まさに**“フェス”感覚**で楽しめるのが特長です。
子どもと一緒でも楽しめるポイント
- スタンプラリー:子どもが飽きずに動き回れるよう、安全な園内ルートでスタンプポイントが配置されており、達成で小さな景品も。台湾語・中文・英語・日本語併記の説明もあり安心。
- フルーツの試食ゾーン:マンゴーやパッションフルーツなどはカットして提供されるので、子どもでも手軽に口に入れられます。ただし糖度が高いので、「1回にひと口」ルールを親が設けるのがおすすめ。
- 🎤 特設ステージで盛り上がる!子どもも楽しめる多彩なイベント
台日大港フルーツ祭では、グルメだけでなく、会場中央の「特設ステージ」で行われるパフォーマンスや参加型イベントも大きな見どころのひとつです。今年もステージでは、子どもから大人まで楽しめる多彩なプログラムが開催されていました。📌 たとえば、🎵 ダンスパフォーマンス:地元のダンススクールや高校生グループによる元気いっぱいのステージ。音楽に合わせて一緒に体を動かす子どもたちの姿も♪ - 🥁 日本人学校(中学部)による和太鼓ショー:迫力満点の太鼓の音が響き渡り、観客から大きな拍手が!日台の交流を象徴するステージです。
- ❓ フルーツに関するクイズ大会:小さなお子さんも参加できる○×クイズや早押し形式のゲームで、正解者にはちょっとしたプレゼントも♪
- 🎤 トークショーや農家インタビュー:台湾フルーツの生産者が登壇し、旬の果物についての話を直接聞ける機会も。
- プレイエリア兼休憩所:屋台スペース脇には芝生の広場や木陰にテーブル&ベンチ、簡易遊具が設置されていて、ピクニック気分でのんびり休憩できます。
- 子連れにも安心の会場設備:子ども連れで気になるのが、トイレや授乳・おむつ替えスペース。これらはすべて**「高雄流行音楽センターの建物内」**に設置されています。
また、建物周辺はスロープが多く、ベビーカー移動もスムーズ。海沿いですが安全柵がしっかりしており、小さなお子さんと一緒でも安心して散策できます。
主婦が気になる「安心」「清潔」「グルメ充実」事情
子連れでお祭りに出かけるとき、気になるのは「衛生面」「休憩場所」「食べ物の選択肢が豊富かどうか」。高雄フルーツ祭りは、そのどれもがしっかり整っていて、主婦や家族連れにとって本当にありがたいイベントです。
✔ 衛生管理がしっかりしていて安心
まず嬉しかったのは、会場全体で清潔さへの意識が高いこと。
フルーツ販売ブースでは、スタッフが手袋やマスクを着用して接客しており、カットフルーツやジュースの取り扱いも丁寧。
試食も、直接手に取るのではなく、トングや小皿、カップで個別に渡してくれるブースが多いため、子どもにも安心して食べさせられます。
さらに、スタッフがこまめにブースの清掃やチェックをしており、「人が多くても清潔を保つ努力」が感じられました。イベントなのにこの配慮はすごく嬉しいポイントです。
✔ グルメが充実!フルーツ以外も楽しめる

「フルーツだけだと子どもが飽きちゃうかも…」と思っていたのですが、実はスイーツや軽食、定番屋台グルメもたくさん!
会場には、果物そのものだけでなく、
- フルーツかき氷
- 濃厚バナナジュースやフレッシュジュース
- アイスクリーム、ドライフルーツ
- たこ焼き、焼きそば、たい焼き、台湾風ソーセージ、果物飴 などの屋台も並んでおり、子どももパパも飽きずに楽しめる食のラインナップが揃っていました。
「お昼ご飯を食べてから行かなくても、ここでしっかり食べられる!」というのは、主婦目線でも大きなメリットです。特に台湾グルメが初めての方でも食べやすいものが多く、日本人好みの味付けもあり、観光としても十分に楽しめます。
✔ 購入しやすい&分かりやすい料金設定
どのブースも価格表示が明確で、量り売りのフルーツも「100g●元」や「1パック●元」といった表示がわかりやすく、日本円の参考価格を掲示しているところもあるので、観光客でも安心して購入できます。
さらに、支払いもスムーズで、現金だけでなく、クレジットカード、悠遊カード(ICカード)、LINE Pay、街口などのQR決済も対応している店舗が多め。荷物が多くなりがちな子連れ旅行では、キャッシュレス対応は本当に助かります。
✔ 涼しい屋内休憩スペースがありがたい
高雄の夏はとにかく暑いですが、メイン会場である高雄流行音楽センターの建物内には、冷房の効いた休憩スペースが用意されており、自由に座って休憩できます。暑くなったらすぐに建物に入って涼めるのは、小さな子ども連れにはとてもありがたい設計です。
また、同じ建物内に授乳室やおむつ替えスペースも整備されているため、赤ちゃん連れでも安心して1日楽しむことができます。
高雄フルーツ祭りへのアクセス方法|ライトレール&バスで快適に!

高雄フルーツ祭りの会場は、「高雄流行音楽センター(Kaohsiung Music Center)」のシーブリーズ広場および堤防回廊(堤岸長廊)。会場の立地は便利で、公共交通機関でもアクセスしやすいのが魅力です。
🚋 高雄ライトレール(LRT)を利用する場合
ライトレール「駁二大義駅」または「真愛碼頭駅」から徒歩約5分。
最寄り駅は以下の2駅で、どちらも高雄流行音楽センターの敷地に隣接しています。
駅名(LRT) | 所要時間 | 特徴 |
---|---|---|
🚉 駁二大義駅 | 徒歩約5分 | 駁二芸術特区と併せて楽しむならこちら。観光スポット多め |
🚉 真愛碼頭駅 | 徒歩約5分 | 港沿いの風景が楽しめ、会場まで一直線でアクセス可能 |
👉 ライトレールはiPASS(一卡通)、悠遊卡(EasyCard)対応で、乗り降りも簡単!ベビーカーもそのまま乗れる低床設計なので、子連れでも安心です。
🚌 市バスを利用する場合
高雄市内を走るバスも多数あり、以下のバスで「高雄流行音楽中心(Kaohsiung Music Center)」または「駁二藝術特區」周辺まで行くことができます。
おすすめバス路線(2025年時点):
- 紅9(紅線9号)
▶ 高雄駅方面からアクセス可能。
▶ 降車は「真愛碼頭」または「大義駅」バス停が便利。 - 248、56、12、橘1など
▶ 美麗島駅や六合夜市方面からも接続。
▶ 「駁二藝術特區」または「鹽埕埔」周辺で下車、徒歩数分。
👉 バス車内も悠遊卡やiPASSが使えるので、現金がなくてもOKです!
✅ まとめ
高雄フルーツ祭りは、単なるフルーツの販売イベントではなく、**家族みんなが安心・快適に過ごせる「ご褒美時間」**をくれるお祭りです。清潔で整った会場、美味しいグルメの数々、涼しくて使いやすい施設…。
「子どもが楽しく過ごせるか心配…」「屋外イベントって疲れない?」という主婦の声にも応えてくれる配慮が、あちこちに感じられました。高雄で家族旅行を計画している方には、夏の思い出づくりにぴったりのイベントです!