こんにちは、台湾駐在妻のRinです。
台湾といえば台北の夜市や高雄の港町、台中の自然景観など見どころはたくさんありますが、実は「離島リゾート」も大人気なんです。中でもいま最も注目されているのが、屏東県にある小琉球(シャオリウチウ)。
高雄からわずか30分のフェリーでアクセスできるこの小さな島は、青い海と珊瑚礁に囲まれ、野生のウミガメに高確率で出会える場所 として世界中の旅行者から注目されています。
今回は、小琉球の魅力を「アクセス・観光スポット・アクティビティ・グルメ・宿泊」まで徹底的にご紹介します。
小琉球ってどんなところ?
小琉球は台湾南部・屏東県にある島で、面積はわずか6.8平方キロメートル。島全体が珊瑚礁でできており、透明度の高い海と豊かな自然が魅力です。
台湾本島から最も近いリゾートアイランドであり、フェリーで日帰りも可能ですが、1泊すれば夕陽や満天の星空も堪能できます。
特徴はなんといっても ウミガメ遭遇率の高さ。
小琉球周辺は「緑亀」の生息地として有名で、シュノーケリングやダイビング中に90%以上の確率でウミガメに出会えるといわれています。
アクセス方法|高雄から小琉球へ
高雄からの行き方
- 高雄市内 → 東港漁港
高雄駅または左営駅からバスで約40〜50分。タクシーや自家用車なら約30〜40分。 - 東港漁港 → 小琉球
フェリーは1日30便以上出ており、週末は混雑するので事前予約がおすすめです。
フェリーのチケット
- 料金:運航会社は「東琉線」「泰富航運」など複数あり、料金は往復で約400〜450元。
- 所要時間:約30分
- チケットは港のカウンターやオンラインで購入可能。乗り場付近にはチケット売りのおばちゃんがいたりします。値段は公式と変わらないのでおばちゃんから買ってもよし◎



小琉球の見どころ・おすすめスポット
小琉球の見どころスポット
🌅 花瓶岩(フラワーベースロック)
小琉球のシンボルともいえる奇岩。岩の上に植物が生い茂り、まるで花瓶のように見えることから名付けられました。夕陽の時間帯は特に美しく、フォトジェニックな一枚を撮影できます。

🌊 美人洞(びじんどう)
珊瑚礁の浸食でできた奇岩や洞窟が広がるエリア。遊歩道が整備されており、海と岩が織りなす自然美を堪能できます。伝説にまつわる物語もあり、観光だけでなく歴史的な魅力も。

🐢 厚石魚澳(シュノーケリングスポット)
小琉球で一番人気のシュノーケリングエリア。透明度の高い海と色とりどりの熱帯魚、そして高確率でウミガメに遭遇できる場所です。
🌳 山豬溝(イノシシ渓谷)
島の内陸部にある原始林のような散策コース。熱帯植物に囲まれたトレッキングが楽しめ、自然派の旅行者におすすめ。
⛯ 白燈塔(白灯台)
島の北部にある白亜の灯台。小琉球を見渡せる絶景スポットで、天気が良ければ台湾本島や周辺の海も一望できます。
小琉球でのアクティビティ
🤿 体験ダイビング
ライセンスがなくても参加できる体験ダイビングが人気。珊瑚礁や熱帯魚に囲まれる感覚はまさに別世界。
🏄 SUP(スタンドアップパドル)
海上をのんびりクルージングできるSUPは、初心者でも安心。サンセットSUPは特に感動的な体験になります。
🚲 島一周サイクリング
島の周囲は約12km。レンタルバイクや自転車を使ってのんびり島を一周するのもおすすめです。
ウミガメに触れてはいけない!観光マナーを守ろう
小琉球の海は「野生のウミガメの楽園」と呼ばれるほど、シュノーケリングやダイビングでの遭遇率が非常に高いです。
ただし、絶対にウミガメに触れてはいけません。
理由は大きく2つあります。
- 自然保護のため:ウミガメは野生動物で、人間が触れることで病気やストレスの原因になります。
- 法律で禁止されているため:小琉球は保護区に指定されており、ウミガメへの接触や追いかけ行為は罰金対象になることがあります。
ウミガメと出会ったときは、
- 2〜3メートルの距離を保つ
- 静かに観察する
- フラッシュ撮影は避ける
これらを守ることで、ウミガメも私たちも安心して共存できる観光体験になります。
小琉球で更衣室・シャワー室がある主な施設
公共ビーチ周辺(シュノーケルスポット)
- 花瓶岩(フラワーベースロック)周辺
- ビーチ前に簡易シャワー設備あり
- 更衣室やトイレが併設された小さな施設も利用可能
- 海に入る人が多いので比較的整備が整っているエリア
- 杉福漁港近くの遊泳区(白沙尾港付近)
- 港に近い遊泳スポットで、シャワーや更衣室が設置されています
- 子ども連れや初心者シュノーケル客が多く、使いやすい
小琉球グルメ|食べたい名物料理
🦑 新鮮な海鮮料理
小琉球は漁業が盛んで、漁港周辺には海鮮レストランが多数あります。イカやエビ、魚のフライなどが名物。
🍧 南国スイーツ
マンゴーかき氷や黒糖アイスなど、南国らしいスイーツが充実。暑い日には必須です。
🍤 サクラエビ料理
屏東特産のサクラエビを使った炒飯やスープも必食グルメ。
宿泊情報
小琉球にはホテルよりも「民宿(ゲストハウス)」が多く、アットホームな滞在が楽しめます。
- フェリー港周辺エリア:アクセス重視、初めての方におすすめ。
- 海岸沿いエリア:オーシャンビューの部屋やリゾート感を重視する方に最適。
人気宿泊施設は週末や連休に満室になりやすいので、早めの予約が必須です。
小琉球旅行の注意点
- フェリーは混雑するため、繁忙期は予約必須
- 島は原付バイクが主流、免許証を忘れずに
- 夏は日差しが強いので帽子・日焼け止め必携
- ゴミ持ち帰り・自然保護ルールを守ること

モデルコース(1泊2日)
1日目
- 朝:東港からフェリーで小琉球へ
- 午前:花瓶岩見学 → シュノーケリングでウミガメ体験
- 昼:漁港で海鮮ランチ
- 午後:島一周サイクリング(美人洞・山豬溝)
- 夕方:白灯台でサンセット観賞
- 夜:宿泊先でゆったり
2日目
- 朝:日の出を鑑賞
- 午前:SUPや体験ダイビング
- 昼:軽食後、フェリーで東港へ
🏝 小琉球は日帰りも楽しめる
✅ 日帰り観光のメリット
- 高雄から近く、フェリーで30分とアクセス良好
- 宿泊しなくても主要スポットを効率的に回れる
- 時間が限られている旅行者や、子連れで短時間だけ遊びたい人に最適
小琉球行き(東港漁港→小琉球)
- 民営フェリー(東琉連営、泰富、藍白など)は、午後4:50が最終便となるケースが多いです。
- 公営船(琉興)は便が異なる場合もあり、夕方6:45頃に出る便が存在することがありますが、運航は日によって変わるため要注意 。
帰り便(小琉球→東港漁港)
- 民営フェリーの場合、午後5:20頃が最終便として運航されていることが多いです
🛍 おまけ:小琉球のお土産といえば「かりんとう」
小琉球で意外と人気なのが、黒糖を使った かりんとう。
サクサクと軽い食感に、黒糖のコクが加わってつい手が止まらなくなる美味しさです。
港近くのお土産店や観光スポットの売店で手軽に買えるので、帰り際に立ち寄ってみてください。
日持ちもするので、家族や友人へのお土産にぴったりです。
まとめ
小琉球は 「高雄から気軽に行ける楽園」。
透明度の高い海でウミガメと泳ぎ、島の自然を満喫し、美味しい海鮮を味わう。そんな特別な体験が待っています。
台湾旅行を計画中なら、ぜひ小琉球を旅程に組み込んでみてください!