こんにちは!台湾・高雄在住ママのRINです。
今回は、高雄市彌陀(ミートウ)エリアにある**「漯底山自然公園」と「彌陀漁港海岸光廊」**を巡ってきました。
実は当日はあいにくの雨…。
でも、雨だからこそ出会えた風景や空気感があり、「来てよかった!」と心から思える1日でした。
この記事では、実際に体験したルートをもとに、
- 自然公園と漁港を組み合わせた楽しみ方
- 雨の日の注意点
- 子連れ旅行や穴場観光におすすめできる理由
などを、日本人観光客向けにレビューしていきます。
とは?|海と山を感じる、高雄の“静寂スポット”
**漯底山自然公園(Luodishan Natural Park / 漯底山自然公園)**は、高雄市彌陀区の海沿いに位置する、地元住民に愛される自然公園です。観光地としてはあまり知られていませんが、海と山の両方のエネルギーを感じられる希少な場所として、密かに人気を集めています。

📍地理と特徴
漯底山(らちざん)は標高こそ高くありませんが、山の斜面に沿って遊歩道や展望台が整備されており、手軽に“ハイキング気分”が楽しめるのが魅力。
特に注目すべきは、高台からの海岸線ビューと、静かな林道のコントラスト。
都市の喧騒を忘れ、まるで時間が止まったような穏やかさが漂っています。
🛤 遊歩道は一部整備されているが、注意も必要!
漯底山自然公園内のルートは、全体的に自然を残した作りで、一部は木道や階段が整備されているものの、完全にフラットな道ではありません。
特に雨の日は、ぬかるみや滑りやすい斜面もあるため注意が必要です。


私が訪れた日も小雨が降っており、落ち葉の上や土の地面がぬれて滑りやすくなっていました。
スニーカーで歩けないことはありませんが、滑りにくい靴やトレッキングシューズがあると安心です。
また、一部は枯れ葉が積もっていたり、根っこがむき出しになっている場所もあるため、足元を見ながら慎重に歩く必要があります。
とはいえ、自然そのものを感じられるナチュラルな道なので、人工的な整備された公園では味わえない“野趣”もまた魅力。
のんびり歩くことで、鳥の声や木々の匂いをじっくり楽しめるコースです。
歩行距離は約20〜30分ほどのコースで、休憩できるベンチも点在。途中で立ち止まって深呼吸したり、自然を感じる時間にぴったりです。

🌿 雨の日には葉に落ちる雨音が癒し効果抜群。
🌤 晴れた日には海と空がくっきり広がる絶景が待っています。
🔭 展望台と海の景色が絶品
途中にある木造の展望台からは、彌陀漁港や台湾海峡を一望。
特に天気が良い日は、水平線まで続く海のグラデーションが美しく、思わず写真を撮りたくなるスポットです。
展望台は屋根付きなので、雨の日も風を感じながら景色を楽しめるのが嬉しいポイント。
また、夕暮れ時には夕陽がゆっくりと沈む姿が見られ、ロマンチックな時間が過ごせます。


🧭 歴史好きにも嬉しい“軍事遺構”
漯底山は過去に**軍事基地(砲台跡)**として使われていた歴史があり、園内にはかつての防空壕や砲台の跡が今も残されています。
これらは一般開放されており、歴史や地形に興味がある方にも楽しめる内容です。

🔎 防空壕はコンクリートでできており、内部はひんやり。ちょっとした探検気分に。
🐦 自然観察にも最適!バードウォッチングや昆虫探し
自然公園だけあって、園内では鳥のさえずりや蝶・バッタ・カタツムリなど、小さな生き物にもたくさん出会えます。
双眼鏡やカメラが好きな方は、自然観察にもおすすめのスポットです。
🚻 設備情報
設備 | 備考 |
---|---|
トイレ | 駐車場近くにあり(清潔) |
駐車場 | 無料、10〜15台ほど駐車可能 |
東屋・ベンチ | 園内複数箇所に設置 |
売店・飲食店 | なし(事前に飲み物の用意がおすすめ) |
🌿 こんな人におすすめ!
- 静かな自然の中でリフレッシュしたい
- 短時間でも“非日常”を味わいたい
- 子連れで歩ける場所を探している
- 歴史と自然の両方を楽しみたい
- 高雄の観光地とは違う穴場に行ってみたい
📝豆知識:漯底山自然公園の「漯底」とは?
「漯底(Luodi)」という地名は、かつてこの地域が軍の通信拠点だったことに由来しています。
山の上から海を監視できる地形が選ばれた歴史的背景があり、今ではその軍事の名残が公園内にひっそりと残っています。
彌陀漁港海岸光廊とは?|地元の港町にそっと溶け込む、海沿いの静かな癒しスポット
**彌陀漁港海岸光廊(Mituo Fishing Harbor Coastal Corridor / 彌陀漁港海岸光廊)**は、高雄市彌陀区にある、地元の漁港を活かして整備された木造の海辺遊歩道です。
観光地らしい派手さはありませんが、静かで穏やかな海辺の空気を五感で感じられるスポットとして、台湾南部の穴場的な存在です。
🌊 まるで映画のワンシーン。海沿いの木道を歩く
遊歩道は港に沿ってまっすぐ延びていて、素材には風合いのあるウッドデッキが使われています。
潮風に吹かれながら、波の音と木の軋む音だけが響く静寂な空間は、心をほっと落ち着かせてくれます。


私が訪れた日は雨上がりだったこともあり、木道が濡れてしっとりと光を反射していて、まるで映画のワンシーンのようでした。
📸 アート作品のような漁港オブジェも魅力
ところどころに、魚や波、海に関するモチーフの可愛いベンチやオブジェが設置されており、写真映えスポットとしてもおすすめ。
- 漁網を使ったインスタレーション風アート
- 船の舵や錨をイメージした装飾
- カップル向けのハート型オブジェ
こういった小さな演出が、素朴な港町に**ちょっとした“旅の彩り”**を加えてくれます。

🌅 晴れた日にはサンセットも絶景!
天気の良い日には、ここから美しい夕陽が水平線に沈む様子を見ることができます。
港町の静かな水面に、オレンジ色の太陽が溶けていく風景は圧巻。
カメラを片手に夕暮れを待つ人も多いそうです。
🌧 雨の日は幻想的な光と静けさが広がる
一方で、雨の日や曇りの日には別の魅力が生まれます。
木道に雨粒が跳ね、空と海がグレーに溶け合う様子は、どこか詩的で心に残る風景でした。
雨だからと諦めずに訪れてよかったと、心から思えました。
🚗 駐車場・トイレなどの基本情報
項目 | 情報 |
---|---|
駐車場 | 港付近に無料スペースあり(台数に限りあり) |
トイレ | 遊歩道入り口近くに設置、比較的清潔 |
売店・飲食 | 徒歩圏に漁港市場やローカル食堂あり |
👧👦 子どもが遊べる海辺と、なぜか大量のオウム!?その正体は…
彌陀漁港海岸光廊の終点近く、橋のわきには浅瀬に降りられる小さな海辺のエリアがありました。
石がゴロゴロした自然の浜辺で、地元の子どもたちが水遊びしたり、小さな貝殻を拾ったりと、とても素朴であたたかな雰囲気。

そしてそこで、思わず目を疑うような光景が……。
なんと、色鮮やかなオウムたちが何羽も、木や手すりにとまっていたのです!
カラフルな羽を広げて飛び回ったり、人の肩に乗ったりするオウムもいて、まるで南国の小さな動物園のよう。
「野生…?まさか…?」と一瞬思いましたが、近くにはスタッフらしき方もいて、どうやら“見せ物”として連れてきていた様子。

特に案内板などはなく、観光向けに常設されているのか、イベント的に来ていたのかは不明ですが、
海辺とオウムという不思議な組み合わせに、子どもたちは大はしゃぎ、大人たちはびっくり(笑)
このように、彌陀漁港海岸光廊は「海を眺めるだけの場所」ではなく、思わぬ体験や出会いが待っている場所。
静けさの中に、ちょっとした驚きと微笑みがある、そんな不思議な魅力が詰まっていました。
アクセスと駐車場情報|車が断然便利!
漯底山自然公園へのアクセス
- 高雄市中心部から車で約40〜50分
- 公園の入り口には無料駐車場あり
- 公共交通機関ではややアクセスしづらいため、車移動がおすすめ
彌陀漁港海岸光廊への移動
- 羅地山から車で約10分
- 漁港周辺にも無料駐車スペースあり
- 平日は空いていて駐車もラクラク
子連れ・カップルにもおすすめな理由
子連れに優しいポイント
- 遊歩道は舗装されていてベビーカーもOK
- 広すぎないので子どもも飽きにくい
- 海や自然の教育にもぴったり
カップルにおすすめな理由
- 雨の日デートにも最適な静けさ
- 写真映えスポットがたくさん
- サンセットタイムはロマンチックな雰囲気に(晴天時)
おすすめの持ち物・服装
持ち物 | 理由 |
---|---|
レインコート | 突然のスコール対策に便利 |
滑りにくい靴 | 木道や山道で安全に歩くため |
飲み物・おやつ | 公園内に売店が少ないため持参が◎ |
虫よけスプレー | 夏場は蚊が多いので対策必須!! 今回はかなり蚊にやられてしまいました。 |
モバイルバッテリー | 写真を撮りまくるのでバッテリー切れ対策 |
まとめ|高雄の自然と漁港を一日で楽しめる最高のコース!
台湾・高雄で「自然も海も楽しみたい」「人が少ない場所で癒されたい」
そんな方にぴったりなのが、今回ご紹介した 漯底山自然公園+彌陀漁港海岸光廊コースです。
雨の日だからこそ出会えた風景もあり、
静かな自然とゆったりした時間が心をほぐしてくれました。
📌 晴れの日にはまた違った表情も楽しめそうです!