こんにちは、台湾駐在妻のRinです。
台湾生活もだいぶ慣れてきた今日この頃。週末は家族で出かけることが多くなりました。その中でも特に感動した観光スポットが、台中市の西側に位置する 高美湿地(Gaomei Wetlands/高美濕地) です。
台湾旅行のガイドブックにも必ず載る有名スポットですが、実際に行ってみると「写真で見た以上に美しい!」と心から感じられる場所でした。この記事では、私自身が訪れた体験も交えながら、見どころ・時間帯・アクセス方法・駐車場・子連れポイント・注意点・おすすめ時期まで、まるごと詳しく解説します。
高美湿地とは?
高美湿地の場所と概要
高美湿地は、台中市清水区の海沿いに広がる広大な湿地帯で、面積はおよそ 300ヘクタール。台湾では数少ない湿地保護区のひとつで、かつては塩田として利用されていました。
現在は自然保護が進み、「台湾のウユニ塩湖」 と呼ばれる絶景スポットとして有名です。特に夕暮れ時、干潟に水が広がると、鏡のように空を映し出す幻想的な景色を楽しめます。
入口にムツゴロウの石像があります。これも可愛い!!

生態系の宝庫
湿地には小さなカニや貝、魚、そして冬になると渡り鳥の群れが訪れます。台湾でも有数のバードウォッチングスポットで、カメラを構える愛好家の姿も多く見られます。
木製遊歩道
観光客が安全に湿地を散策できるよう、木製の長い遊歩道が整備されています。この遊歩道を歩くことで、靴を汚さずに湿地の奥まで進めるのが魅力です。

みんな履いてきたサンダルや荷物など木道から降りるちょっと前のところに置いておきます。

ここが木道の先端で、ここから下へ降りられます。

高美湿地の見どころ
干潮と満潮で変わる景色
高美湿地の一番の魅力は、潮の満ち引きによる風景の変化です。干潮時は遠くまで砂地が広がり、満潮時には鏡のような水面が現れます。
- 干潮時:子供が喜ぶ小さなカニや魚を観察できる
- 満潮時:インスタ映えする鏡張りの写真が撮れる

サンセット(夕日)
観光客の多くが狙うのは、やはり 夕日タイム。オレンジ色の太陽がゆっくり海に沈み、水面に映り込む姿は息をのむ美しさです。

実際の体験
私が行ったときは、日中は遊歩道の途中から先へは進めず、地面に降りることは禁止されていました。しかし、17:30以降に許可が出て、先端部分から湿地へ降りられるようになりました。
その時子供たちは大喜びで、足元に小さな魚やカニを見つけては歓声を上げていました。
ただし閉鎖時間は 18:30 と意外と早いため、時間管理には注意が必要です。
時期によって変わるおすすめ時間帯
高美湿地は、季節や潮の満ち引きによって見どころの時間帯が変わります。
- 夏場(5〜8月)
日中は暑く熱中症のリスクがあるため、17時以降の夕暮れ〜18時半頃までが最も快適で景色も美しい時間帯です。 - 秋〜冬(9〜2月)
気温が落ち着くため昼間の散策も可能。特に冬は渡り鳥の群れが観察できるため、午後の干潮時が見どころ。 - 春(3〜4月)
比較的観光客が少なく穴場シーズン。気温も穏やかで、昼過ぎ〜夕方までの散策がおすすめ。
👉 つまり「いつ行っても夕暮れがベスト」ではなく、時期によっておすすめの時間帯が異なる点を知っておくと、より楽しめます。
👉 特に 18時以降の景色 は本当に素晴らしく、水面に夕日が映る瞬間は言葉を失うほど。私自身も「ここは台湾でしか見られない絶景だ」と感じました。
子供連れで楽しむ高美湿地
小さな子供連れでも大丈夫?
高美湿地は子供連れでも十分に楽しめる観光地です。ただし、いくつか注意すべきポイントがあります。
- ベビーカーは不向き
木製遊歩道は狭く、人通りも多いためベビーカーは使いにくいです。小さな子供は抱っこ紐や歩きやすい靴での参加をおすすめします。 - トイレ事情
入口付近に公共トイレがありますが、混雑時は順番待ちになることも。小さい子は事前に済ませてから入ると安心です。 - 先端部分から地面に降りられる時間になると、干潟の上を直接歩けるのですが、意外にも砂地はどろどろの泥ではなく、サラサラとした砂のような質感です。そのため、靴や足が「ドロドロに汚れる」という心配は少なく、軽く濡れる程度で済むことが多いです。私自身も歩いてみて、「思ったより足元が快適!」と感じました。小さな子供が駆け回っても、泥だらけにならずに遊べるので、親としてはとても安心できます。
子供が喜ぶ瞬間
遊歩道の**先端部分から降りられる時間帯(17:30以降)**になると、干潟に小さな魚やカニが姿を現します。子供たちはその姿を見て大興奮!水辺を駆け回りながら「見つけた!」と声を上げるシーンは親にとっても嬉しい瞬間です。
ただし、生き物には触れてはいけないルールがあるため、観察するだけにとどめましょう。
私が行った日は小さいカニさんを沢山みることができました。ムツゴロウもいて、ちょこちょこ動く姿がとても可愛かったです。

駐車場・アクセス徹底ガイド
駐車場の情報
高美湿地の近隣には 数か所の駐車場 があり、普通車であれば 1回50元 と非常にリーズナブル。
私が訪れた際もこの駐車場を利用しましたが、料金が安く場所も分かりやすいので安心でした。ただし車でのアクセス
- 台中市内から:車で約40分
- 台北から:高速道路で約2時間半
- 高雄から:車で約2時間半
国道1号や3号を使って清水インターチェンジで降りると便利です。
公共交通を使う場合
- 台中駅からバス:台湾好行バス「178」または「179」で約1時間半
- 清水駅からタクシー:20分程度
バスは本数が少ないため、帰りの時間を必ず確認しておきましょう。
観光客向け注意点
入場ルール
- 遊歩道の途中から地面に降りるのは禁止
- 橋の部分の生物には触れてはいけない。罰金がになります。
- 降りられるのは先端部分のみ、17:30以降(私が行ったときは)
閉鎖時間
時期によって異なるなめ事前に確認が必要です。夕日を楽しんだらそのまま余韻に浸りたいところですが、時間を過ぎるとスタッフに案内されて退場することになります。
天候と服装
- 夏:熱中症対策必須。帽子・水分補給を忘れずに。
- 冬:海風が冷たいため防寒具を持参。
- 足元:濡れる可能性があるためサンダル推奨。替えの靴下があると便利です。
虫対策
夏は蚊が多いため、虫除けスプレーを持参しましょう。
KKdayではバスツアーなどもあります。自分たちで行くには遠く、駅が近くにあるわけでもないのでツアーで行かれるのがおすすめです。

まとめと感想
実際に訪れて感じたのは、写真では伝えきれないスケール感と美しさでした。特に 18時以降の光景 は息をのむほどで、干潟に映る夕日と人々のシルエットは一生の思い出になるレベルです。
また、先端部分から降りたとき、砂地はサラサラとして汚れにくい ことに驚きました。子供たちも大喜びで駆け回り、普段なかなか見られない小さな生き物を発見して歓声を上げていました。
ただしルールは守ることが大切です。
- 橋の部分で降りない
- 生物に触れない
- 閉鎖時間を守る
このマナーを意識すれば、大人も子供も安心して楽しめる観光地です。
台湾旅行を計画している方にはぜひ訪れてほしい場所ですし、台北や高雄からでも日帰りでアクセス可能です。台湾で一度は見てほしい絶景スポットとして、自信を持っておすすめできます。