🌙【徹底体験記】墾丁・国立海洋生物博物館「夜宿プログラム」|家族で泊まる、水族館の夜のすべて

台湾情報

こんにちは、台湾駐在妻のRinです。国立海洋生物博物館へ宿泊体験に行って来ました。

台湾南部・墾丁の人気スポット「国立海洋生物博物館(海生館)」では、夜の水族館に泊まれるスペシャル体験「夜宿プログラム」が用意されています。本記事では、2025年8月の夏休みに実際に参加した体験をもとに、その魅力と詳細をたっぷりと紹介します。

🧭 事前準備と申し込み

私たち家族(大人2名・子ども3名)は、KKdayから日本語で予約を行いました。日本語対応を希望する旨を備考欄に記載しておいたおかげか、初日は日本語が少し話せるスタッフの方がガイドサポートしてくれました。ただし、2日目以降は日本語対応スタッフが不在となり、説明はすべて中国語で行われました。対応を希望する場合は、事前に問い合わせることを強くおすすめします

予約時には、次のような情報を記入します:

  • 宿泊人数と年齢
  • 食事制限(アレルギーなど)
  • 希望の展示館で予約
  • 緊急連絡先
  • 子どもは年齢確認のため当日パスポート提示必要な場合あり
  • 日本語対応希望とメッセージ送る。(後日確認の連絡がメールできました。)

🎒荷物について

  • キャリーバッグOK(館内はフラットな通路)
  • 16時前はロビー付近のスタッフカウンターへ預けられる。集合時間以降まずはB1にある宿泊者専用のロッカールームへ向かいます。
    地下に降りて受付で名前を伝えると、ロッカーの番号を案内されるので、指定されたロッカーに荷物を入れましょう。10元投入必要。最後10元返却される。
  • 貴重品は各自で管理(ロッカー使用も可)

🕒 宿泊プログラムのスケジュール(体験談より)

水族館での宿泊体験は、想像以上に充実したスケジュールで進んでいきました。以下、我が家が参加したときの流れをご紹介します!


【1日目】

集合時間は16:00。私たちは少し早めに到着しましたが、受付前でもチケットを提示すれば館内の見学が可能です。

受付を済ませると、荷物はロッカーやロビーに預けることができ、館内見学をしました。子どもたちは早速ペンギンの泳ぐ姿に大喜び。

入り口を通り本館へ行く途中にクジラのオブジェの水遊び場があります。夏、お子さんのいる家庭は注意!必ずこの前を通るので、子供は絶対に「入りたい」となります。その際には水着・タオルを忘れずに。ちなみに、水族館内でもしっかり水着が販売されています!(子ども用なら下着も置いてありましたよ♪)

16:00ロビーに集合。
まずは簡単な説明を受け、その後荷物をB1の宿泊者専用ロッカーへ。名前を伝えるとロッカー番号を案内され、そこに荷物を預けます。日本語が話せるスタッフが対応してくれました。(事前に日本語スタッフ依頼。いない場合もあり。)


16:30〜17:30 

バックヤード見学。スタッフしか入ることができないバックヤードの見学、魚にエサやり、水族館内の生き物の紹介、生体観察。

17:30〜18:30頃
夕食タイム。
夕食は台湾らしいメニューで、なんと魯肉飯(ルーローハン)もありました!
もちろん、しっかり八角入り。台湾ならではの香りが漂っていました。
…ただ、正直に言うと全体的なお味はイマイチ
「美味しいごはんを楽しみに!」というよりは、**体験の一部として軽く味わうくらいの気持ちでいた方が◎**です(笑)我が家の子供たちはおかわりしおいしく食べていました。


19:20〜20:30
夜の生体観察ツアー。
スタッフがライトを使って真っ暗な水槽内を照らしながら、生き物たちの夜の様子を解説してくれます。幻想的な雰囲気に子どもたちも興味津々!魚がじっとしている様子や目の動き、夜に活動する種類の行動など、昼間とは異なる一面が見られる貴重な時間。もう一般のお客さんもいなくなり、ナイトツアー客だけで館内をまわります。


20:30〜21:50
再度のオリエンテーション。
寝るエリアが開放され、希望の場所に布団を敷いて就寝準備。DIY工作タイムや自由時間もこの間に。夜食(パイナップルケーキと甘い台湾スープ)の提供もありました。


22:30
消灯。
そして……びっくりするほど真っ暗! 水槽のライトも完全に消えるので、最初は魚の姿は見えませんが目が慣れてくると少し魚やサメが泳いでいるのがわかるように。
「夜の水族館を楽しもう♪」と思っていた方は、ちょっと拍子抜けするかもしれません…!

水槽があるエリアは冷房がしっかり効いていて寒い。。。夜は夏でも長袖長ズボンがおすすめ。


【2日目】

7:00
起床。
電気がつけられ順に起床。水槽の中の朝の様子を観察しながらゆったりと準備。以外にぐっすり眠れました。


7:30
朝食(バイキング形式)。
パン、お粥、おかずなど。中華と洋風が混ざったシンプルな朝食。こちらもあまり期待はしない方が良いです!(笑)


8:20〜10:00
朝の生体観察。
晴天時は屋外で生態環境観察。雨天の場合は館内で魚の朝の行動を観察。我が家は雨天だったため、館内で専門スタッフによる詳しい説明を受けました。しかし、この日は日本語できるスタッフ不在のため全て中国語。内容は全く分からなかったです。(笑)


10:30〜11:00
最後のオリエンテーション。寝具の返却や忘れ物確認、アンケート記入、記念品受け取り。
プログラム終了。その後は水族館内を自由に見学できます。

☔ 天候によるプログラム変更に注意

最近の台湾の夏は雨が多く、この日も豪雨により屋外探索は中止に。その代わりに、普段は公開されない生物ゾーン(他の展示館エリア)で専門ガイドによる解説を受ける代替プログラムが用意されていました。

また、海生館では実際の海水を使用しているため、水槽の透明度が天候に左右されるのが特徴。この日はやや濁っており、魚の動きも鈍めに見えましたが、「海と同じ環境」を再現するという意味ではリアルな展示体験です。


🚿 シャワー・更衣室・快適性

  • シャワールームは個室スタイル
  • 清潔で冷房完備、ドライヤーあり
  • タオル・歯ブラシなどは持参が必要

寝るエリアはやや温度低め。上着があった方が良い。夜間は比較的静か。子どもたちもぐっすり眠れました。

🌙 夜宿プラン(Sleepover at Aquarium)の料金一覧(2025年最新)

🔹 標準プラン(夜宿標準行程)

  • 6歳以上(大人・子ども)NT$2,680
  • 3歳以上〜6歳未満NT$1,340(保護者同伴)
  • 3歳未満:原則無料、ただし「観珊望海」など一部はNT$100必要

※このプランには、夜間ガイド付き館内ツアー、バックヤード見学、夜の餵食ショー、翌朝の早朝観察、大洋池前での就寝(寝袋・マット・枕レンタル含む)や朝食・軽食などが含まれます。

💱 日本円での目安価格

KKdayやKlookなどでの予約では、日本円での支払いになるため円換算レートが適用されますが、以下が参考になります。

  • 大人(6歳以上)標準プラン:NT$2,680 ≒ 約13,295円前後
  • 子ども(3~5歳)標準プラン:NT$1,340 ≒ 約6,650円前後
    これらはサイトによって若干の差(例:NT$2,328表記もあり)があるものの、13,000円台後半〜14,000円未満という印象です。


🔹 季節限定プレミアムプラン(特別エリアや活動付き)

  • 全プラン共通(6歳以上)NT$3,380
  • 3〜5歳NT$2,040
  • (※「観珊望海」「蟹逅」「踏水巡田」「後場揭密」などの特別プラン)

✅ チケット選びのポイント

  • 夜宿標準プランは、大人約13,000円で日中も含めた丸1日以上の館内体験ができ、コスパが高いです。
  • プレミアムプランは、例えば珊瑚王国館での半潜水艇体験(観珊望海)や田植え体験(踏水巡田)など、多彩な活動が含まれています。
  • 3歳未満は無料または保険料のみ、ただし一部プランは対応外となる場合があるため事前確認が推奨されます。

🔔 予約前の注意点

  • 申し込みは公式サイトまたは KKday/Klookなどオンライン予約サイトから可能(料金はどこも同額)
  • **最低催行人数(15人など)**あり、開催されない場合もあります。その場合は事前に連絡が来ることになっています。
  • キャンセルポリシーもあり、直前になると返金率が低くなります。
  • プラン選びでは、「どの館(台湾館・珊瑚館・世界館)のどこに泊まるか」も予約時に指定する必要があります。

🗣 言語サポートについての注意点

今回の夜宿プログラムでは、初日は日本語を話せるスタッフが対応してくれましたが、2日目には不在となり、すべての説明が中国語のみで行われました。事前に日本語対応を希望する場合は、予約時に必ずリクエストを出すことをおすすめします。

ただし、日によっては日本語対応スタッフがいないこともあり得るため、英語または簡単な中国語での理解もある程度想定しておくことが必要です。翻訳アプリを準備しておくと安心です。

持ち物で迷ったところ&持って行ってよかったもの

実際に行ってみて「これは持って行って正解だった!」「これは意外と必要なかったかも」というポイントをまとめました。✅ 持って行ってよかったもの・必要だったもの

  • リンス
     シャンプー・ボディソープはありましたが、リンスはありませんでした。
  • 洗面用具
     タオル、歯ブラシ、洗顔石けんなどは各自持参が必要です。
  • パジャマ
     布団は用意されていますが、寝巻きはないので持って行きましょう。
  • 上着
    館内は温度低めに設定されているので寒く感じるかも。
  • 運動靴・サンダル
     海岸散歩があるのですが、サンダルは危険とのことでNG。歩きやすいスニーカーが◎。 
     シャワー室や寝るエリアはサンダルだと楽に過ごせます。
  • パスポート
     子供など確認される場合あり。
  • 10元硬貨
     ロッカー使用時に必要になります。1枚あると安心。最後返金される。
  • KKdayで予約した方はバウチャーの提示が必要!
     印刷は不要でしたが、スマホで確認できるようにしておくとスムーズです。
  • モバイルバッテリー
     鍵付きの充電スポットはあるものの、数が少なくすぐに埋まってしまいます。持参すると安心です。

☕ 飲み物&食べ物について

食事が合うか心配な方は、軽くつまめるものを非常食として持っていくのも◎ですが、必須ではないかもしれません。

館内にはウォーターサーバー飲み物の自販機があり、24時間利用できると思われます。

また、カップ麺の自販機も設置されており、お湯やお箸も完備されていました。
 夜に小腹がすいたときにとても便利でした!

❌ 準備しなくて大丈夫なもの

  • 布団類
  • シャンプー・ボディソープ・ドライヤー
  • 晩ごはん、朝ごはん(どちらも用意されています)

📝 参加して感じたことまとめ

  • 天候の影響はあるが、それも含めてリアルで教育的
  • 飼育員の話は丁寧に説明してくれる
  • 夜の水族館で過ごすという特別感が大きい
  • 食事や施設も快適でファミリー向けに最適

📸 フォトポイント&記念に残る瞬間

  • 水槽の前での寝姿を記念撮影する家族多数!
  • 夜より早朝の照明で幻想的に輝く水槽は必見。
  • DIY粘土作品や参加証明カードも思い出に残ります。

📍 国立海洋生物博物館(National Museum of Marine Biology and Aquarium)

  • 住所(繁體中文):
     944屏東縣車城鄉後灣路2號
  • 英語表記:
     No. 2, Houwan Rd, Checheng Township, Pingtung County 944, Taiwan
  • アクセス目安:
     高雄市内から車で約2時間、墾丁(ケンティン)エリアからは車で30〜40分ほど。
  • Googleマップリンク:
     

✅ 一番おすすめ:高雄から車・タクシーで行く方法

  • 所要時間:約1時間40分〜2時間
  • おすすめ理由: 最もスムーズで楽!子連れでも安心。
  • 高速道路利用で快適。現地駐車場も広め。

🔹 タクシー相乗りアプリ(台湾大車隊など)やチャーターサービス(Klook・KKday)も利用可能!
特に荷物が多い・子連れの場合は快適でおすすめです。

🚆 公共交通機関を使う方法(高雄から)

① 高雄駅 or 左營駅 → 枋寮駅(台鐵:在来線)

  • 所要時間:約1時間半〜2時間
  • 乗車券:約140元前後

② 枋寮駅 → 海生館行きのシャトルバスに乗車

  • 所要時間:約30分
  • バス料金:約60元前後
  • 運行本数は少なめなので時刻表を事前に確認必須

🔹バスがない時間帯は、枋寮駅からタクシーを利用(約300〜400元)

🎒 まとめ|夜宿プログラムは「海と共に眠る」特別な体験

墾丁の海辺にある海生館で、魚たちと同じ空間に眠る──そんな非日常の時間は、子どもだけでなく大人にとってもかけがえのない思い出になります。天候による水槽の様子や柔軟な対応も含め、リアルな自然体験として心に残る1泊2日でした。

ぜひ台湾旅行の際には、この夜宿体験を計画に加えてみてください!

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