【台南】林百貨・戎館&周辺の雑貨屋&週末市集まとめ|中正路・国華街エリアの歩き方【台湾在住ママレポ】

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牛肉湯でお腹を満たしたあと、向かったのは台南・中正路。ここ、歩いているだけで「時代がいくつも重なっている街」だということに気づかされました。

1930年代に建てられた百貨店「林百貨」と、同じく日本統治時代の映画館を復刻した「戎館(えびすかん)」。どちらも一度は姿を消しかけた建物が、形を変えながら今も台南の中心で生き続けています。さらに戎館の周辺には小さな雑貨屋さんやハンドメイドショップがぎゅっと集まっていて、週末には露店マーケットも出るという、まさに「歩いて楽しい」エリアでした。今回はこの一帯を巡った記録をお伝えします😊

こんな方におすすめ:

  • 台南旅行でレトロ建築・歴史スポットを巡りたい方
  • 日本統治時代の建物に興味がある方
  • 林百貨・戎館の見どころを知りたい方
  • 台南の雑貨屋・週末マーケットを探している方
  • お土産探しも兼ねて街歩きしたい方

この記事でわかること

  • 林百貨の歴史と見どころ
  • 戎館(旧・戎座)の知られざる歴史
  • 戎館周辺の雑貨屋&週末市集の様子
  • 2つのスポットを巡った感想
  • アクセス・基本情報

林百貨:80年の空白を越えて蘇った百貨店

中正路と忠義路の交差点に立つ「林百貨」。外観を見た瞬間、「ああ、これが噂の」と声が出ました。

1932年、山口県出身の実業家・林方一によって創業されたこの建物は、当時の台南で唯一の近代的エレベーターを備えた、南台湾初の百貨店でした。地元では5階建てを意味する台湾語で「五棧樓仔(ごさんろうあ)」と呼ばれ、台北の菊元百貨店と並ぶ南北二大百貨店として、当時の台南で一番のステータスだったそうです。

戦後、日本人経営者が引き揚げると林百貨は徐々に廃れ、製塩工場や軍の事務所などに転用されながら、長らく空きビルだった時期もありました。それが1998年に古跡指定を受け、修復工事を経て2014年、「林百貨」として再びデパートとしてオープン。今は台南のクリエイティブグッズやお土産が並ぶ、文化発信の拠点になっています。

中に入ってまず目に飛び込んできたのは、当時のまま残る針式の階数表示エレベーター。今ではおそらくここでしか見られない貴重なものだそうで、乗るだけで小さな行列ができるほどの人気ぶりでした。

そして一番印象的だったのが、屋上にある「末廣社」という小さな神社。百貨店の屋上に神社があるのは台湾でもここだけだそうで、商売繁盛を祈願するために建てられたものだとか。鳥居と小さな祠が、ビルの屋上という意外な場所にひっそり佇んでいる光景は、なんとも不思議な気持ちにさせられました。壁に残る米軍の爆撃跡も、当時の歴史をそのまま物語っていて、ただのお土産屋さんではない重みを感じる空間でした。

おしゃれなパッケージのお茶もありました!ばらまき土産に最適!!

お土産フロアの商品はどれもセンスが良くて、気づいたら両手に紙袋を抱えていました(笑)。1階は台南の食品・お菓子が中心、上の階に行くほど雑貨・ファッション系が増えていく構成なので、時間に余裕を持って回るのがおすすめです😊

林百貨

  • 住所:台南市中西區忠義路二段63號
  • 営業時間:11:00〜21:00(無休)
  • アクセス:台鉄「台南」駅から徒歩約20分、またはバスで「林百貨」下車

👉 Googleマップで林百貨を見る


戎館:映画館だった建物が、香腸店として蘇った

林百貨から歩いてすぐ、中正路と国華街の交差点に「戎館(えびすかん)」があります。正直、最初は「黒橋牌(台湾の有名な腸詰めブランド)のお店だ」としか思っていなかったんですが、調べてみたらこの建物、想像以上にドラマチックな歴史を背負っていました。

前身は1915年に開業した「戎座」という劇場で、もともとは外国映画を専門に上映していた施設。設備が古くなったため1934年に現在の場所へ移転・再建され、「戎館」と改名されて1935年に再オープンしました。当時はレンガ造りコンクリートの3階建てで、800人収容という規模。映画上映だけでなく、演劇の舞台としても使われ、宮古座・世界館・大舞台と並ぶ「台南四大戯院」のひとつに数えられる存在だったそうです。

戦後の1946年に「赤崁戯院」と改名されて営業を続けましたが、1961年に閉館。その後はすっかり記憶から薄れ、1990年に黒橋牌のお店がこの場所に入居したときには、当時の建物はほとんど面影を失っていたといいます。

それを2年がかりで考証・復元し、約3000万台湾元(日本円で1億円以上)をかけて1935年当時の姿を再現したのが、2021年にオープンした今の「戎館」です。入口にはレトロなチケット売り場を模したスペースがあり、中に入ると黒橋牌のお店だけでなく、台南の有名店がいくつも入った小さな百貨店のような空間が広がっています。2階には当時の映写機や写真資料を展示するコーナーや、小さなミニシアターもあって、懐かしい映画が無料で上映されているのも面白いポイントでした。

台湾柄のがま口ポーチ。かわいいアップリケがついてる!!

台湾ぽいデザインのピアスがかわいい!!

他にもたくさん台湾限定デザインのものがあって、どれも可愛くて迷っちゃいます。お土産に最適です。

「戎」という字、日本の七福神「恵比寿(戎)」から来ているそうです。漁業の繁栄や金運を司る神様の名前が、映画館の名前として使われていたというのも、知れば知るほど面白い豆知識でした😊

戎館(黒橋牌中正店)

  • 住所:台南市中西區中正路220號
  • 営業時間:10:00〜21:00(無休)
  • アクセス:林百貨から徒歩約5分

👉 Googleマップで戎館を見る


戎館の周りに広がる、雑貨屋&週末市集天国

そして今回、個人的に一番テンションが上がったのがここからです。戎館の周辺、国華街(國華街)から西門路にかけてのエリアには、小さな雑貨屋さんやハンドメイドショップがぎゅっと密集していて、歩いているだけでずっと楽しい時間が続きました。

このあたりは「國華友愛新商圏」と呼ばれるエリアで、昔ながらの小吃(ローカルフード)店と、新しい世代が始めたおしゃれな雑貨屋・カフェが入り混じって共存しているのが特徴。台北でいう西門町のような、若い世代に人気の遊び場という位置づけだそうですが、台北ほど騒がしくなく、ちょうどいい賑わいのバランスでした。

そして特に楽しかったのが週末。国華街沿いや「西門淺草新天地」と呼ばれる一角では、週末になるとハンドメイド作家さんの露店や、古着・雑貨を扱う小さなマーケットが出ていて、普段のお店だけでは見られない掘り出し物に出会えます。アクセサリー、刺繍小物、手作りの陶器、レトロな古着……ジャンルもさまざまで、台南在住・台南出身の作家さんが多いのか、どれも台南らしい温度感のあるアイテムばかりでした。

アイス屋さんやカキ氷屋さんもあって食べ歩きも出来ちゃう!!今流行りのドバイチョコアイスが食べられます。マンゴーカキ氷は49元という安さでした!!今回はジェラートを食べてしまったのでカキ氷は断念。

雑貨や台湾漁師バッグも売っていましたよ。

露店は出店者やその週のイベントによって内容がかなり変わるので、「絶対これがある」とは言い切れないのが正直なところです。でも、それも含めて「行ってみないとわからない楽しさ」だと思っています。週末に台南へ行く予定がある方は、林百貨・戎館を見たあと、夕方にかけて国華街〜西門エリアをぶらぶらしてみるのを強くおすすめします😊

👉 Googleマップで國華街エリアを見る


同じ通りに、何層もの歴史が重なっている

林百貨と戎館、どちらも一度は姿を消しかけ、それぞれ違う形で「復活」を遂げた建物だという共通点に、歩きながら気づきました。

中正路はかつて「末廣町」と呼ばれ、台南随一の繁華街として「台南の銀座」と称されていたそうです。林百貨がその象徴的存在として街の賑わいを牽引し、すぐ近くには戎館をはじめとする映画館や劇場が軒を連ねていた——そんな1930年代の空気を、今の建物越しに少し感じられた気がします。

ただ歩いているだけなのに、何十年分もの時間を一緒に歩いているような不思議な感覚。台南のレトロ建築巡りが好きな方には、ぜひこの2か所をセットで歩いてみてほしいです。

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旅の記録を持ち帰るなら

林百貨・戎館エリアを巡るなら、台南の歴史的建築をテーマにしたガイドブックや、現地ツアーを活用するのもおすすめです。

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まとめ|建物の歴史と、今を生きる雑貨屋が共存する街

正直、最初は「古い建物が残ってるんだな」くらいの軽い気持ちで歩き始めたエリアでした。でも林百貨と戎館、それぞれの歴史を知ってから改めて建物を眺めると、見える景色がまったく変わりました。そしてそのすぐ周りには、今を生きる若い世代の雑貨屋さんや週末マーケットが当たり前のように共存している。

一度は消えかけた場所が、形を変えながらも今もちゃんと生きている。そして新しいお店や市集が、その歴史の上にどんどん新しいレイヤーを重ねていっている。台南という街の懐の深さを、この通りでぎゅっと感じた気がします。台南旅行の際は、ぜひこの2つのスポットと、その周りの雑貨屋・週末市集もセットで歩いてみてください😊


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